今こそ経営計画を立てよう

今週の業績UPのポイントは「今こそ経営計画を立てよう」です。

こんにちは。船井総合研究所の仲本大介です。
今週も最新メルマガをお送りします。それではご覧ください。

最低でも3年で売上を2倍にする経営計画書

10月も半ばを過ぎると、来年のことが気になりだします。
そういう経営者様にはぜひこの時期から経営計画の作成をお勧めしています。
通常のご支援とは別日に、丸の内にご来社頂いたり、ご訪問する場合でも丸一日
3年から5年で2倍から3倍の売上目標の設定を膝突き合わせて設定します。
どこを目指すかを考えることは非常に大切だなと最近ご支援をしていて思います。

120%の成長:100→120→144→173  1年で1.2倍、3年で1.7倍。

130%の成長:100→130→169→220  1年で1.3倍、3年で2.2倍。

140%の成長:100→140→196→274  1年で1.4倍。3年で2.7倍。

150%の成長:100→150→225→337  1年で1.5倍。3年で3.4倍。

3年後にはかなりの差がでるなと。
成長しすぎて歪みが出過ぎるのは問題ですが、
個人的には目指す角度はやはり考える必要があるなと思います。
まずは目線を上げるためにも、高い目標設定を。

イノベーション企業が実践している持続的成長度スコア

1.「営業利益率+成長率(対前年度売上伸長率)」を
「持続的成長度スコア」と定義し、20~40%を目指す。
2.例えば、リフォーム事業の深堀りにより、営業利益率を上げてきた会社の場合。

来年の目標設定であれば「営業利益率UP、成長率DOWN」と
「営業利益率DOWN、成長率UP」であれば、後者を選ぶイメージ。

2019年(実績)利益率アップ:営業利益率7%+成長率(前年比)5%=持続的成長度スコア12%
2020年(目標)利益率アップ:営業利益率8%+成長率(前年比) 2%=持続的成長度スコア10%
2020年(目標)成長率アップ:営業利益率6%+成長率(前年比) 14%=持続的成長度スコア20%

3.成長率を高めるために、「創業ビジネスモデル⇒同業新業態⇒周辺業態⇒新規事業」へと新規参入に挑戦する。

4.挑戦のしかたは、業界の成熟度によって変える。
成熟度の低い業界なら、同業新業態へ。
中くらいなら、周辺業態へ。高い業界なら、新規事業へ
リフォーム業界の皆さんに一例を挙げると、今からリフォーム事業に参入して他社と差別化したい会社はまず小商圏高収益の1dayリフォームに取り組む。

次に手離れのいい水回りリフォーム中心のFAST-Reformへ。
そこですでに一番シェアの5%以上取れている会社はFAST-Reformのさらなるシェアップと同時に外壁塗装業態を付加。
外壁塗装も一番店シェアの19%以上であれば戸建てリノベーション業態を
ワンストップで付加していくイメージ。

経営計画発表会のやり方

経営計画発表会のやり方は
1.まず日付を決める(今手帳に書く)
例)決算前がいいです、あるいは年末年始。

2.次に会場を決める
例)1番になるには街で1番良いホテルで。

3.やむを得ない状況をつくる
例)1ヶ月半から2ヶ月前に招待状を出す。

4.経営計画発表会の資料を作る
例)初回はまぁ前日までにできていればOK?!

まずは会場を押さえ、やむを得ない状況を社長自らに課すことが先決です。

最後に

増税後のこの10月から2020年自国開催の東京オリンピックに向けて
リフォーム会社は大きな転換点をむかえるかもしれません。
そのような時だからこそ中期の経営計画を立て、業態確立の準備をお勧めします。

このコラムが少しでも皆さんの会社の持続的成長のお役に立てることを願っております。

以上、「今こそ経営計画を立てよう」についてお伝えしました。
来週もお楽しみに!