【ガス会社様必見!】地方ガス会社の悩みと今後取り組むべき新規事業
今回のテーマは「地方のガス会社の悩みと今後の選択肢」です。
先日、三重県・社員数15人、ガス売上3億円規模の会社に実際ガス会社は何に苦しんでいるのか?
をインタビューしたところ、次の事がわかってきましたのでその様子と内容を
今回のメルマガとしてお伝えさせていただきます。
ズバリ今ガス会社の1番の悩みは、“ガス需要の低下に伴う売り上げの減少”です。
主な理由は以下の2つになります。
★人口減少、高齢化による自然現象
★ガス器具性能向上による販売量の低下
それぞれ詳しく見ていければと思います。
① 人口減少、高齢化による自然現象
この問題は、2025年に団塊世代が75歳を超える事で5人に1人が後期高齢者社会となり、この流れがさらに加速すると予想されています。
他の業種であれば、インターネットの利用等で持ち直す事ができるかもしれません。
しかしガスは実際その場所に持っていき、とりつける事で初めて使えるようになる商品のため、結局最寄りの人にしか売れないのでインターネットを使う事もできません。
またオール電化、都市ガス攻勢による顧客の減少も避けられません。
② ガス器具性能向上による販売量の低下
自動車業界でプリウス等の低燃費車を思い浮かべていただくと、分かりやすいです。
1ℓで10km走る車から1ℓで20km走る低燃費車に変えると、そのユーザーのガソリン使用料は1/2になります。
これと同じ現象がガス業界でも起こっており、厨房用器具・温水用器具・暖房用器具などの家庭用ガス器具の性能が上がり、1回当たりに必要なガスの量が減ってきている事が問題に上げられます。
それ以外にも、
・電力、都市ガスの自由化によるエネルギーの大競争時代
・CP価格によって利益が大きく変動する不安定さ
(仕入れ価格をコントロールできない)
・30年前とやっている事がほとんど変わらない、
変えようとしなかった、
変える必要がなかったがために起こっている組織の硬直化 等
大きな問題が山積みです。
対策として①~②の2点が考えられるかと思います。
①競争をして顧客を奪う
②ガス以外の“もう1つの柱”になる事業を展開する
では果たして本当に上記2つは正しい考えなのか・・・
①競争をして顧客を奪う
単刀直入に申しますとこちらは間違いです。
弊社の創業者、船井幸雄は「競争より共生」と述べており、三大商人である近江商人も商売は売り手良し、買い手よし、世間良しの「三方良し」でなければならないと述べています。
なにより競争は人に嫌われる事、敵を作る事になるので良い手段だとはいえません。
しかし近年、大手ガス会社がローラーにより安価で顧客をとりに来ている傾向があるのでそれにのまれないよう、“値段ではなく、この会社、この人だから利用したい”と思っていただける会社作りをしていく必要性があります。
②他事業を展開する
ガス会社の1番の悩みである“ガス需要低下による、売上の減少”
の解決策はこちらの“他事業を展開する”にあたります。
経営の神様と称される松下幸之助も「会社は経営が悪い時だってある。その時は小さくする事が大事。そこで人が余った時にどうするか新しく事業を増やせばいい。」と述べています。
地方で商売をしていると他事業を展開する必要性は感じているものの
“何を立ち上げれば良いか分からない”という問題に直面した経営者の方は多いのではないでしょうか。
では具体的にどういった事を展開すれば良いのか。
ガス会社であるならばズバリ“リフォーム事業”であると考えます。
ではなぜリフォーム事業なのか理由は5つ、
①完全異業種ではなく、すでに関わりのある領域
②ガス機器の交換から始まり、水廻りの工事をやってきている
③お客様との長い付き合いがあり、安心感がある
④小回りのきくスピード対応(現調・見積提出)で対応できる
⑤「無理な営業はしません」と本音で言える強みがある
このような業界は他に無く、
最も適していると言えるからです。
ただリフォーム事業といっても非常に幅広く
数千円の小工事(水漏れや戸車交換等)から
数千万円の増改築まで非常に幅広いです。
特に業界のライフサイクルという視点から見ても
お客様が住生活、リフォームに対して知識が
ついてきているため“○○に強いリフォーム屋さんに頼みたい”
という意識が芽生えているため
○○に特価した専門店として事業を展開する必要性がございます。
具体的には以下があげられます。
・増改築専門店(メイン商材:全面改装)
・LDK専門店(メイン商材:水廻り総合)
・水廻り専門店(メイン商材:キッチン・お風呂)
・機器交換リフォーム専門店
(メイン商材:トイレ・洗面・給湯器・小工事)
・外壁塗装専門店(メイン商材:外壁・塗装)
その中でガス会社の強み(小回りとスピード対応)と
資源(人・モノ・金)が活かせる専門店という所でいうと
機器交換リフォーム専門店があげられます。
※イメージ
今回はメルマガということで詳しくお伝えできませんが、
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いかがでしたか?
ガス会社は今ガス需要の低下に伴い売り上げの低下だけでなくそれに付随するように組織の硬直化、他エネルギーとの競争と様々な問題を抱えています。
そしてそれは1社の悩みではなく、全国の中小零細規模のこれまで地域で愛されてきた町のガス屋さんに共通する悩みです。
このコラムでは、そのような悩みを解決しようとしているLPガス会社が、現状を打開し、成功を収めていく戦略の一部をお伝えしました。
同様の悩みを抱えていらっしゃる経営者様は参考にしていただけたら幸いです。
以上、お読みいただきまして、ありがとうございました。