【内装工事業最新M&A事例紹介】N0.2社員に会社を引き継ぐために、なぜ株だけM&Aを実施したのか?
皆様こんにちは。船井総合研究所フィナンシャルアドバイザリー支援部の山中です。
メルマガをご覧の方の中にも、従業員への経営承継を考えられている方もいらっしゃると思います。
長年勤めてきて、右腕として活躍された社員がいる場合、その方に事業を任せたいと考えるのはとても自然な流れです。
ただし、実際に承継を進めていこうとすと、
「自分の名義で借りている借入金の個人保証はどうなる?」
「株を譲渡するときにはどれぐらいのお金がかかる?」
「通帳・印鑑を全部渡して任せることに抵抗がある」
というお金の部分の現実的な課題が出てくることがあります。
この点の解決が上手にできないと、思ったように従業員への承継が進まないというケースが見受けられます。
そのような際に検討いただきたいのが、
「株式だけを外部に売却して、事業運営者として経営承継を行う」
というM&Aの活用方法です。
後継者が決まっているのに、なぜM&Aを実施したのか?
今回事例としてご紹介させていただくのは、株式会社アイザック様という東京都内で内装工事業を行われている会社です。
元々現会長の宇都ひろ子氏が創業された会社で、売上約7億円の企業でした。
創業当初から長年勤めていたNo.2社員の方がおり、以前からその方を後継者に、と考えてはいました。
ですが、会長自身が長年会社の資金管理や金融機関との付き合いを進めており、お金のことについてはNo.2の方が携わることがありませんでした。
事業は順調だったものの、資金繰りについては親族の方が経営している別会社と合わせてお金の融通をしながら乗り切ったこともあり、単独での資金繰りの管理では不安な部分も感じていました。
そういった課題が解決しないまま、いずれはと考えていた事業承継も進まずに来てしまったところ、自身の年齢もありいよいよどうするかとなった所でM&Aの提案を受け、検討していただいたところからM&Aがスタートしました。
元々M&Aを考えていたわけではなかったものの、現状の課題を解決するための方法で最も有効だったのがM&Aということにたどり着き、M&Aを進めることとなります。
M&Aにより実現できたこととは?
そうして進めたM&Aでしたが、事業承継をスムーズに進められた、というメリットだけでなく他にもメリットがありました。
①長年勤めてきた社員を社長にすることができた
②個人保証を解消し、借金は社員に引き継がれなかった
③固定費が懸念となり進まなかった人材採用を進められた
④株式を売却したことで売却益を得られた
⑤経営者としての重圧から解放され自由な時間ができた
このようなメリットを得ることができました。
M&Aと社員を社長にする、というのは対面にあるようなイメージもありますが、実際には両立できることも多く、経営者個人としても引き継ぐ社員の方にとってもお互いWin-Winになれる方法になることがあります。
今回は事例としてご紹介した株式会社アイザック 取締役会長 宇都ひろ子様にご登壇いただき、M&Aに至った背景やその進め方、M&Aをしてよかったのかどうかなど、実際に経験した方にしかわからないお話をしていただくセミナーを開催させていただきます。
社員への承継を考えている方はもちろん、M&Aが本当にいいものなのかどうかを知りたいという方含め、ぜひお話聞いてみていただきたいと思います。
メルマガをご覧いただいた皆様にセミナーのご案内です。
今回ご紹介させていただいた株式会社アイザック 宇都会長をゲストにお招きし、M&A経験者としてご登壇いただくセミナーを企画させていただきました。
下記のようなお考えをお持ちの方にはぜひご参加いただきたいセミナーです。
・社員や親族への事業承継を考えいる方
・お金の管理や借入金の承継に不安のある方
・社長の個人保証をどう外していくかを考えている方
・内装工事業のM&A時流を知りたい方
このような部分を考えている方、少しでも不安を感じている方には
ぜひ知っておいていただきたい内容です。
たった2時間でご覧いただけるセミナーとなっております。
奮ってご参加ください!
■開催日時
2024/07/24 (水) 10:00~12:00
2024/07/30 (火) 13:00~15:00
2024/08/06 (火) 13:00~15:00
2024/08/07 (水) 10:00~12:00
■開催場所
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