リフォーム業界 効率的なWeb集客とは?

皆様はじめまして。船井総合研究所の榊原と申します。

今回はリフォーム会社の集客、特にWeb集客の第一歩として知っておくべき内容をご紹介いたします。

  • リフォーム会社の主な集客ルート
  • リフォームの集客戦略は、ジャンルごとに異なる
  • リフォームのウェブ集客方法
  • まとめ

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リフォーム会社の主な集客ルート

リフォーム集客の鉄板!新聞折込チラシ

多くのリフォーム会社は、新聞折込チラシが長らく販促活動の中心でした。地域に根差した宣伝として効果を発揮してきたもの、インターネットの普及により、その影響力は徐々に下がっています。現在では折込チラシによる集客数・売上よりWeb経由での集客数・売上が多くなっている会社も珍しくありません。

 これからのリフォーム業界を生き残るためには避けては通れないWeb集客

現代の消費者の情報探索手段が変わってきているなど、デジタル化の波はリフォーム業界にも押し寄せています。折込チラシの枚数を減らしてWeb広告費用を増やす、といった経営判断をされる会社も増えています。その判断が遅れてしまうことで、業績が停滞してしまう会社も少なくない状況になっています。

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リフォームの集客戦略は、ジャンルごとに異なる

一口にリフォーム集客といっても、そのメインとなる商材によって、訴求するべきポイントは変わってきます。 

「提案が不要なリフォーム」における集客

トイレ・給湯器など設備交換をはじめとした、比較的単純なリフォームでは、お客様の知りたい情報も限られているため、シンプルで直感的な情報提供が集客に効果的です。特に強調すべきは『いくらでできるのか』『いつ工事できるのか』『めんどうな打ち合わせややりとりが少ないか』などを訴求することで集客しやすくなる傾向があります。

 

「提案が必要なリフォーム」における集客

増改築やリノベーション、水回りの中でもお風呂やキッチンのような比較的大規模なリフォームの場合、お客様ごとのプランニングを行い、オーダーメイドで進めていくかと思います。具体的には、ヒアリングを行って悩みや理想を聞き出し、個別提案を行っているのではないでしょうか?

ユーザーは購買経験も少ないですし金額も大きくなるので、期待は大きいけれど失敗したくないという感情も抱えています。

 

このリフォームにおいてWebによる集客を増やすには「施工実績」、「デザイン力」、「親しみやすさ」といった、情緒的な情報が求められます。

したがって、サイトを作成する際には、上記3つのポイントを意識していく必要があります。特に、施工実績やスタッフの親しみやすさに関しては、お客様の声ページや施工事例ページを作成することで、お客様へ訴求していく必要があります。

この情報を強化している会社様では、お客様の声を実際のインタビュー動画にしたり、施工事例をルームツアーのような動画で掲載するといった工夫をされています。

3つの要素、すべてを満たすことがベストですが、会社によって特徴もさまざまだと思いますので、自社の強みや競合会社との違いを俯瞰して分析し、強みを意識的に訴求することが必要となります。

 

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リフォームのウェブ集客方法

最後にリフォーム会社が取り組むべきWeb集客手法を優先すべき順に整理させていただきます。何から手を付ければいいかわからない、といった場合は上から順に整備していきましょう。

リフォーム専用HPの起ち上げ

自社ホームページリフォーム業界におけるWeb集客的な基盤となるのが、自社ホームページ(以下HPと呼ぶ)です。 これ以降のWeb施策をどれだけ強化したとしてもリフォーム専用HPを強化していないと、集客数増加は期待できません。

 

リスティング広告

リスティング広告は、検索エンジンで特定のキーワードに関連する広告を表示する方法で、焦点を絞った効率的な集客が可能です。

 

SEO対策(検索エンジン最適化)

SEO対策は、自然検索結果でのサイト流入数を確保するために重要です。主力商品に関連するキーワードで上位にランクされることで、より多くのユーザーにアプローチでき、HPへの流入数増加に繋がります。

 

Googleビジネスプロフィール(MEO

Googleビジネスプロフィールを最適化することで、マップ検索での露出を高め、地元の顧客からの問い合わせを増やすことができます。

 

SNS

リフォームのプロジェクトや顧客の声を共有することで、ブランド性を高め、潜在顧客の獲得・育成につなげることができますが、売上にダイレクトな影響を及ぼすことは少ないです。

 

上記内容の中で、まず優先するべきは①自社ホームページの充実です。これが他のWeb集客手法と連携し、最終的な集客につながるプラットフォームとなります。

 

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まとめ

リフォーム業界におけるWeb集客は、多角的なアプローチが求められます。

自社が狙っていくリフォーム商材ジャンルによって、どの要素を強化していくのかを明確にすることが集客強化の第一歩になります。

 

また、リフォーム専用HPの立ち上げから始める、リスティング広告、SEO対策、SNSの活用、Googleビジネスプロフィールの活用まで、各種手法をこれらの戦略を正しく実行することで、リフォーム事業の成長を加速させることができます。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

今回の内容から、まずは自社でWeb集客の第一歩を踏み出してみようと思っていただければ幸いです。もちろん、そのほかご相談等ございましたらお気軽にお問い合わせください。

 

株式会社船井総合研究所

リノベーション支援部

榊原稔記