リフォーム業界におけるWEBマーケティングのポイント
皆さま、こんにちは。船井総合研究所の生田目です。
成熟期から展開期・安定期を迎えるリフォーム業界。顧客層も団塊ジュニア世代、X世代がメインとなった現在はマーケティング手法も大きな変革が求められています。今回はリフォーム業界におけるWEBマーケティングの新時流についてお伝え致します。
新時流①WEBメディアックス販促
販促の大きな変革はチラシ販促メインからWEBメディアミックス販促へとスイッチしたことです。
ホームページのSEO対策はもちろん、MEO対策、PPC対策など多岐にわたり対応が求められます。その評価基準も変わり続けますから、常に最新にバージョンアップが求められます。
コンバージョン率を高めるために最近では生成AIによるチャットボットの活用をする企業も増えてまいりました。TikTokやYoutubeのショート動画などでみられるように、これもかつてのじっくりと閲覧するという基準からショートタイムで興味のあるところだけ閲覧というスタイルにスライドしたことが要因です。
新時流②SNSの活用
リフォーム業界ではSNSを有効活用している企業が少ないようです。というものこれまでは団塊世代がメインターゲットであったため、SNSは必要ないというイメージが強かったからです。対応していてもFacebookメインという企業が多いようです。
SNSは今すぐ客のみならず、リード(見込客)の獲得に非常に有効です。
Yotube
専門のチャンネルをつくることで認知拡散に活用できます。ショールームの説明動画、商品の説明動画、施工の説明動画、もしくは担当者のPR動画など多岐にわたって動画コンテンツの作成が可能です。なかには動画に出ているこの担当者にお願いしたいと特命での反響もあるようです。
Instagram
施工事例(ビフォーアフター)をアップしている企業が多いようです。これは画像検索からの流入に期待が持てます。また、ペットリフォームのアカウントなど特定のニーズに訴求するような取り組みも多くあります。
TikTok
こちらは集客メインではなく採用メインで活用ができます。
利用者の多くは10代~20代ということを考えると新卒などの採用活動において会社のイメージアップを図ることが可能です。タクシー会社様の事例などは皆様も耳にされたことがあると思います。
LINE
こちらについてはすでに多くの企業様が取り組んでいらっしゃるのでここでは割愛します。
新時流③CRM+SFA+MA
英語が並びますが、これからはこの3つの機能をいかに活用するか・・・が業績アップの大きなテーマとなります。
CRM
Customer Relationship Management、顧客関係管理と訳することがdけいます。
1軒のお客様が住宅を購入してから生涯で約1,000万円以上をリフォームで使います。このリフォームのタイミングに応じて、適時なご提案を可能にする仕組みがCRMです。BtoBでは多く導入されていますが、OBリピートが発生するリフォームにおいては重要な取り組みであると言えます。
SFA
Sales Force Automation、営業支援システム
リフォームの営業は反響管理、案件管理、商談管理、現場管理、予実管理、顧客管理と多岐にわたる管理が必要。これらを営業担当者の「頭のなか」だけですべて管理するのは困難です。これの管理をシステムで効率的に行おうといういうものがSFAです。
MA
Marketing Automation、マーケティング活動の自動化
BtoBの業界では以前より導入が進んでいる新規顧客獲得の仕組み。自社ホームページにおいて特定商品のページなどを繰り返し訪問してくれている企業は見込みが高い可能性があります。そのようなユーザーに向けて自動的にステップメールやご案内を送り案件化していきます。
リフォームでも同様にキッチンの施工事例ページに複数回訪問しているユーザーはキッチンリフォームに興味ありとなるのでステップメールを送る、もしくはキャンペーン告知を送るなどすることで案件化を図ります。
ここまでお伝えしたようにこれからのリフォーム業界においてWEBマーケティングは必須となります。新時流に乗り遅れることなく効率的に集客、営業活動を行って、業績アップを図りましょう。