2020年のリフォーム集客対策!来年以降の市場の変化を知る
こんにちは。船井総合研究所の西村 諒です。 今週も最新コラムをお送りします。
「2020年のリフォーム集客対策!来年以降の市場の変化を知る」
と題しまして、来年以降に起きる今後のリフォーム市場の変化について本日はお伝えしたいと思います。
- 増税後、集客が減っている・・・
- オリンピック後の集客が不安・・・
- 今は上手くいっているからこそ、早めに対策をしていきたい!
そんな方はぜひお読みください。
最近、集客の質(=お客様の求めるものや客層)
が変わってきたと全国各所の経営者の方々から聞くことが増えてきました。
また、増税後に集客数が減っていた事もあり、
来年のオリンピック以降の集客を心配する声も聞く機会が増えています。
集客への対策は必要ですが、まずは
どんな変化が起きているのか?起きるのか?に絞って今日はお伝えします。
ポイントは2つです
01
ライフサイクルの変化
2020年以降の変化として、ライフサイクルの変化があげられます。
ライフサイクルとは、消費者の「意識成熟度(賢くなる度)」のことです。
このライフサイクルは
導入期→成長期→成熟期→展開期→安定期
と進んでいくのですが、ライフサイクルが進むほど市場に出る情報が増加し
売り手と比較して買い手が強くなっていきます。
リフォーム市場は2010年以降に成熟期に入り、
2020年以降、展開期(衰退期)へと入ると言われております。
成長期→成熟期の時代では、総合店→専門店へ
という時代でした。
成熟期→衰退期の時代は、専門店×多店舗展開→専門店×複合化
という時代です。
というのも展開期は、強者が残る時代で
よりお客様が一番に集まる時代になるため、
戦略の方向性として、商圏を広げて拡大していくのではなく
同じ一つの商圏内で専門店のブランドを展開し
商圏の深堀りをしていく発想が必要な時代になります。
02
メインターゲット層の変化
次に2020年以降の変化として、メインターゲット層の変化があげられます。
メインターゲット層の変化とは、お客様像の変化のことです。
リフォーム市場メインターゲットは50代~60代でした。
その50代~60代という年齢は変わらないのですが、
50代~60代はどんなお客様なのか?という部分が大きく変わります。
つまり、メインターゲットの客層が
団塊の世代→団塊Jrの世代へと変化します。
今までの50代~60代は
・団塊の世代
・高度成長・バブル体験
・男尊女卑(夫は仕事、妻は家庭)(専業主婦)
・給料の20%貯金できた・比較的おおらか、おおざっぱ
だったのに対し、
2020年以降の50代~60代は
- 団塊Jrの世代
- バブル崩壊・失われた20年
- 男女平等の走り(共働き)
- 貯金は少ない・財布のヒモは固い、効率重視
という特徴を持つお客様に変化していきます。
ここまで来年以降に起きる今後のリフォーム市場の変化についてお伝えしてきました。
この大きな2つの変化を念頭に2020年は集客の対策をしていく必要が出てきます。
大変長文となりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
来週もお楽しみに!