工務店・リフォーム会社のMEO対策|地域密着ビジネスがGoogle Mapの上位表示で集客力を底上げする方法

WEB集客についての業績UPコラムをお送りいたします。

以前の記事で、地域のリフォーム会社を調べる際は「地域 + リフォーム」で検索するとお話ししました。
実際にGoogleで検索をすると、上部にGoogle Mapが表示されるようになっています。

リフォームのようなローカルビジネスでは、このGoogleMap経由の集客も少なくなく、「MEO(Map Engine Optimization)」と呼ばれ、無販促でも安定した集客が見込めるWEB集客の手法として評価が高まっています。

また、MEO対策はSEO対策ほど、対策自体に労力や費用、時間がかからないことから、リフォームだけでなく治療院や美容室など、零細~中小規模の店舗ビジネスでも人気の高い施策です。

現在、新型コロナの影響でリフォーム事業を取り巻く環境もめまぐるしく変化しています。
イベントでまとまった集客を行い、チラシはまとめて折込をしているリフォーム事業者様は、イベント型集客から定番型の販促へシフトが進み、定番型のWEB販促も同時に強化している会社様も増えています。

MEO対策は、検索されるキーワードの特徴から「今すぐやりたいお客様」が多い傾向にあります。そのため、この新型コロナの状況下でもニーズのあるお客様に向けた施策として、この「MEO対策」を、明日から取り組める内容をまとめてお送りいたします。

10分で読めます!是非、最後までご覧ください。

現在新型コロナの影響で、新規登録や更新の反映に時間がかかる場合がございます。実際の更新状況につきましては、Googleの公式サポートページにて確認の上ご対応ください。
参考:新型コロナウイルス(COVID-19)の影響による Google マイビジネスの機能制限について

MEO対策とは

MEOについて

MEO対策とはMap Engine Optimizationの略で、簡単に言えばGoogleの検索結果に表示されるローカル検索欄のGoogle Mapの情報へ掲載されるようにすることを意味します。

厳密には、検索結果には「通常の検索結果」と地域に最適化された「ローカル検索結果」があり、このローカル検索結果への表示を最適化した結果として、検索欄にGoogleMap等を掲載させる対策を指します。

「ローカル検索」については、Google公式で以下のように説明されています。

『ローカル検索結果は、ユーザーが現在地付近の店舗や場所を検索した際に表示されます。ここには、Google マップや Google 検索を横断して多数の場所が表示されます。たとえば、「イタリア料理 レストラン」と検索すると、ローカル検索結果として、ユーザーが行きたくなるような近くのレストランが表示されます。』

~引用元~Google のローカル検索結果の掲載順位を改善する

特定のニーズ(やりたいこと)があるユーザーが、実際にいる場所や消費行動を行いたい場所と絡めて検索を行った際に、その場所に最適化された検索結果が表示されるということです。

この検索されるユーザーの背景から、「MEO対策では比較的購買行動に近いユーザーのアクセスを獲得することができる」点が特徴としてあります。

MEO対策で出来ること

ローカル検索に表示される情報

MEO対策をする事で、
①Google Map上で検索した際に、自社を優先的に表示させることができる
②Googleの自然検索結果の上部にあるMap情報に掲載される。(3社迄)
③会社名を検索した人に対して、会社のレビューを表示できる
といった効果が見込めます。

Googleの検索結果は、①検索広告、②Google Map(レビュー)、③自然検索結果と並んでいます。Google Mapの情報は、通常SEO対策を行い上位表示をさせている検索結果より先に表示される上に、広告でもないという面からユーザーの心理的ハードルが広告より低く、アクセスや問い合わせが増えやすい傾向にあります。

さらに、会社名+地域で調べられた場合、会社の口コミやGoogleマイビジネスで投稿している最新情報、営業時間やWEBサイトへのリンクを表示することができます。

また、リフォーム業界でのMEO対の策取り組み状況としては、まだ導入していない企業が多く、従来のSEO対策より短期的に効果を出しやすく、今のうちに強化をしておくべき施策です。

デジタル集客レポート

MEO対策のはじめかた

Googleマイビジネスに登録する

Googleヘルプページから自社の会社名や屋号を検索して探すことができます。検索しても自社の情報がなければそのまま新規で作成することができます。すでにGoogle上に公開されていた場合は、オーナー権限をリクエストして、権限の承認を行います。

権限の確認には、登録されている店舗電話番号での電話確認と、登録されている店舗住所へのコードを郵送してもらい認証を行うやり方があります。
前者の方が短時間で終わりますが、登録されている電話番号によっては認証ができない場合があります。

その場合は、後者のハガキ郵送になりますが、ハガキは発送から到着まで14日以内(おおよそ一週間程度)かかります。

ビジネス情報を登録する

オーナービジネスを確認してからが、MEO対策のスタートです。
Googleマイビジネスで色々な情報を登録することができますが、下記情報は最低限登録しましょう。

  • ビジネス名
  • カテゴリ
  • 住所
  • サービス提供地域
  • 営業時間
  • 電話ウェブサイト
  • 写真(外観・内観)
  • ビジネス情報
  • メニューやサービス

ここまでが、オーナー権限を確認したらまずやることです。

Googleが評価する「ローカル検索」ガイドラインに沿って情報を充実させていく

冒頭で、MEO対策とはGoogleの「ローカル検索」での表示を最適化させた結果として検索エンジンでの検索結果にGoogleMap情報を表示させることができる施策とお伝えしました。そのローカル検索については、主に”関連性、距離、知名度“に基づいて判断されるとされています。

『ローカル検索では、主に関連性、距離、知名度に基づいて結果が表示されます。これらの要素を組み合わせて、最適な検索結果が表示されます。たとえば、遠い場所にあるビジネスでも、Google のアルゴリズムに基づいて、近くのビジネスより検索内容に合致していると判断された場合は、上位に表示される場合があります。』

~引用元~ローカル検索結果の掲載順位が決定される仕組み

距離

距離とは、検索語句で指定された場所からお店までの距離です。また、検索語句に場所が含まれていない場合は、ユーザーの現在地情報に基づいて距離が計算されます。
距離についてはどうしようもないため、次の「関連性」「知名度」を上げていくことで、MEO対策を進めていきます。

関連性

ユーザーが検索したキーワードとの関連性の指標です。先ほどのビジネス情報の充実化についてはこの項目の強化にあたります。
より正確で充実したビジネス情報をユーザーに提供することで、ユーザーの検索情報とビジネスの情報をGoogleが結び付けやすく(認識しやすく)なるといわれています。

知名度

MEO対策で特に強化していきたいのは、この「知名度」の項目です。 この項目はサイテーション(インターネット上のリンク、記事、店舗一覧)や、Googleでの口コミの数とスコアがローカル検索結果の掲載順位の一因とされています。
また、Googleマイビジネスのサポートページには、「クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、掲載順位が高くなります。」と明確な記載があります。

口コミを増やす取り組みは明日から簡単にできます。

ただ、50歳~60歳のユーザーの場合、Yahoo!が全盛期の頃からインターネットを使い始めている方が多く、「Googleアカウントを持っていない…。」「Googleアカウントを作ったけど、よくわからない…。」等といった声をよく聞きます。

まずは、口コミを受け付けていることをしっかりとお客様に伝え、なるべく簡単に記入ができるように説明をすることが大事です。

例えば、Googleマイビジネス上で「略称」(=WEBサイトにおけるドメインの、GoogleMap版)を登録すると、口コミ欄にダイレクトに飛べるQRを掲載した口コミ依頼ツールなどを弊社のお客様に使って頂いていています。

こうした一工夫でと、後はしっかりと営業の方皆さんでゴールを共有してやりきって頂くこと。最後はこれが一番大切です。

まとめ

MEO対策は、SEO対策ほど競合がまだ多くないので、比較的すぐに上位に上がりやすくコストもかからない、費用対効果の良い施策です。

ただ、最近MEO対策についての情報がかなり増えてきているので、今後は多くの会社様が一斉に取り組みを強化していくことが予想されます。

オーナー権限を確認してビジネス情報を登録したら、ぜひ、口コミをしっかりと増やしていく取り組みを進めてください。

ローカルビジネス欄での上位表示による流入数の増大と、高いクチコミによる検討ユーザーの背中を押すことで、WEBからの集客をさらに増大させる一助になれば幸いです。

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