ウィズ(WITH)コロナ リフォーム会社が成長を続けるための評価賃金制度

新型コロナウイルスに罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに一日も早い回復と終息を祈念いたします。また、医療従事者はじめ感染防止にご尽力されている皆さまに、深謝申し上げます。

今週の業績UPのポイントは『ウィズ(WITH)コロナ リフォーム会社が成長を続けるための評価賃金制度』です。

こんにちは。船井総合研究所の仲本です。

新型コロナウイルスの影響が多くの業界で発生している中、住宅リフォーム業界においても、集客面、営業面、財務面、内部体制面で様々な影響が発生しています。

コロナウイルス長期化に向けて経営戦略を軌道修正していくことがより重要になってきています。

そこで、今回はコロナウイルスの長期化に向けて、ウィズ(WITH)コロナ=コロナ状態を見据えた対応として住宅リフォーム会社が今経営する上で何をするべきか?

その中でも今回コラムでは重要度の高い“内部体制面”特に評価賃金制度についてまとめさせて頂きました。

外部環境、経済は変えられませんので、社内内部を自分たちの手で変えていきましょう。

是非、少しでもコロナウイルスが経営に与える負の影響を減らし、危機を機会に繋げる対策の参考例としてご活用ください。

船井総合研究所では、「評価賃金制度」は社員が自分と会社の未来を共有するためのツールだと考えています。自分たちの成長が会社の成長に直結し、その成長によってポジションアップや年収アップが実現できる。

「働く」を通して、公私共に自己実現の可能性を実感できるもの。それを提示していくこと・・・それが賃金・評価制度の策定です。策定するのは、会社(経営陣)ですが、利用し活性化させるのは社員です。

給与、賞与配分、昇給、昇格、時間外賃金、などに対する不安や疑問の根源と経営を「理解」し、自分たちの手で改善していく意識をまずは、管理職に持っていただき、管理職を通じて全社に浸透させていきたいと考えております。

ポイントは4つです。

01

会社の成長と自分自身の成長ベクトルの共有化(組織内における自己目標の存在)

会社の成長とともに自分自身が成長できる実感、活躍のステージが広がることを感じられること、と同時に年収などの処遇にも反映されることがイメージできること。
「この会社で頑張っていこう!」という長い目で見たモチベーションと会社へのロイヤリティを醸成できることが重要です。

02

キャリアステップと会社からの期待の明確化=職種別・職位別の評価の柱の明確化

次の目標、次のステージ、を明確にし、成長のステップを明示することで、チャレンジ意欲を高めていきます。
新人の戦力化とともにベテランの停滞を生み出さないことが成長の鍵です。そのために、求められる成果=評価の柱を明確に提示します。
特に若い管理職に対する「目標設定」と処遇の連動が必要だと思われます。

03

職種・階層に応じた賃金支給内訳=成果の形に応じた評価と処遇

職種によって、生み出す成果の形とその途中過程が変わってきます。またキャリアと生産
性の比例カーブも職種によって様々です。(ベテランほど生産性が高くなるとは一概には言えなくなる)

管理職への年俸制の導入など、各職種・階層の業務内容と利益責任に応じた給与・賞与支給を検討していきます。

04

利益分配(賞与)に関する、個人と組織とのバランスルール

全社、所属組織、個人。階層により、組織目標達成に関する責任は大きく異なってきます。また、個人の頑張りを評価しながらも、個人主義に走らず組織に貢献する意識を持つルールを盛り込んでいくことが必要だと考えます。

最後に

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

皆様にとって、少しでもコロナウイルスが経営に与える負の影響を減らし、危機を機会に繋げる対策の参考例としてご活用ください。

以上、『ウィズ(WITH)コロナ リフォーム会社が成長を続けるため評価賃金制度』についてお伝えしました。