【リフォーム会社向け】商品の品質アップとコストダウン戦略

今週の業績UPのポイントは
「品質アップとコストダウンを戦略的に行う」➀です。

こんにちは。船井総合研究所の仲本です。
今週も最新メルマガをお送りします。
それではご覧ください。

カブスからダルビッシュ有、パドレスにトレード移籍。
菅野、巨人に残留。
今プロスポーツの世界では、ストーブリーグと称して各チームでオフシーズン中に選手の契約更改や移籍の動きが話題になっています。

本番の開幕に備えて戦力の見直しや補強が図られているからです。
これは我々住宅・リフォーム業でも同じことが言えます。
この冬場の1、2月のうちに戦力を整えようということです。

今回のメルマガでは、「品質アップとコストダウンを戦略的に行う」➀
と題して、戦力の補強としての協力業者の探し方とその選定基準について詳しくお伝えします。

01

協力業者の探し方

既存の協力業者だけでなく、新しい業者を常に探していかなければなりません。
それは何故かというと、既存の業者とは既に長い付き合いになり、今さら価格交渉が難しかったり、1社任せであったがゆえに、こちらも強く出られなかったりするからです。

以下に協力業者の探し方の手順について記します。


各職種2業者以上選定する

➀まず最初に大工、設備(水道)、電気、クロス・・・と職種ごとに今取引のある協力業者リストを作成します。
②次に1業者しかない職種があれば、2業者目を必ずリストアップし2業者しかない職種であれば、3業者目をリストアップします。
③そして絶えずベストの協力業者リスト(体制)を作ることが重要です。

業者の探し方

次に業者の探し方としては口コミ・紹介やハローワーク、インディード募集といった自社社員職人による施工、多能工化は当然としたうえでさらに、

➀募集したい協力業者の職種欄で掲載している業者に、
『今後の業容拡大のために大工業で5名、設備業で3名、電気業で2名。一緒にがんばって頂けるパートナー協力業者を探しています。』というようなDMを送ります。
そして送った後に1件1件地道に電話していくのです。

②広告を掲載している業者(特に枠広告)は、広告の大きさに限らず、元請け志向が強いと思われるので見送ります。
③電話で可能であれば、元請け・下請けの比率を相手に確認します。
④実際に会った上で人柄や腕を確認し、施工実績や仕事に対する考え方も聞き、自分の会社の考え方に沿った人かどうかを判断します。
⑤最後に採用するかどうかを社長が決める。
といった流れでしょうか。

02

協力業者の選定基準

ではどんな基準で協力業者開拓を進めればよいのでしょう?
新しく協力業者を開拓する際の選定基準や価格交渉の方法を順を追ってご説明します

協力業者の選定基準

➀コストダウンに協力してWin-Winの関係を築けていける協力業者を選定する上で、必ず押さえておくべき事は、「下請けのみ」の業者です。
②各職種で2業者以上リストアップした中で、「下請けのみ」の業者が必ず1社は入っているようにします。
③元請けも併せて行っている業者は、コストダウンの相談の際には、「できない理由」を数多く述べて、協力に応じてもらえない場合がほとんどです。
④現状の業者は付き合いが長いため、良く見えてしまうものですが、決してそうとは限りません。

価格の限界ラインを導き出す

次に価格の限界ラインを導き出すことが重要です

➀まず複数の業者から見積を取り、価格の限界ラインを導き出します。
②複数の見積り項目を取る際には、いずれか1社の見積り項目に合わせること。
③そして複数の見積り項目の安い単価を書き出し、自社で整理し直します。
④自分たちがよく知らない工事でも、見積りには余分な利益が付いているので、できる限り交渉の材料を用意して、価格設定、交渉を行います。
このあたりがポイントです。

価格交渉のスタンス

➀あくまで「協力」業者であって、「下」請け業者と思わないこと。
②ただ下請けの価格は叩けば良いというものではなく、双方が業績を上げるためのコストダウンである、という認識を忘れてはいけません。
③つまり、自社はコストダウンにより価格競争力が高まり、受注量が増える。
一方、協力業者は工事単価は下がるものの、仕事量は増える。
ということで、結果として双方にメリットがある。この認識を忘れず、双方のメリットを生み出すことを意識しながら交渉にあたることが肝要です。

最後に

ここまでお伝えしたように冬場の今のうちに、体制を整えて春の需要期に望まれることをお勧め致します!

今回のメルマガではお伝えしきれないマーケティングの詳細を経営者様、事業責任者様に具体的にお伝えするセミナーを開催します。

PCやタブレットがあればどこでも視聴可能でございますのでご興味のある経営者様は是非お申込み下さい。

以上「品質アップとコストダウンを戦略的に行う」➀と題して、戦力の補強として協力業者の探し方とその選定基準についてお伝えしました。

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E-Mail:Daisuke_Nakamoto@funaisoken.co.jp