市場が読みづらい時ほど原理原則に則った経営を!
新型コロナウイルスの感染拡大や緊急事態宣言の発令によって、予期せぬ集客の減少、業績の低迷に悩まされる場面もあったのではないでしょうか。
そこで今回は、そういった時流や市場の動きが読みづらい時期にこそ意識をしてほしい原理原則についてお伝えをさせていただきます。
新型コロナウイルスの感染拡大が始まってから1年以上が経とうとしていますが、その中で感じることは、一時的に集客や売上が減少したとしても戻ってくるべき会社には戻ってきているということです。ご支援をさせていただいている会社様の直近約1年間の動向としては、感染拡大が始まった上期は非常に苦しい状態が続いたが、下期にはそれを取り戻すような業績になっており、結果として1年通してみると業績は伸びないまでも前年度の実績を維持しているような会社様も多いように思います。そういった会社様の特徴としては、需要が戻ってきた時に向けてしっかりと対策をしているとともに他社とどう差別化していくのかという再点検を行っているように思います。この他社とどう差別化していくのかを考えるときに原理原則が重要となります。
差別化の8要素を活用して自社の取り組みの再点検
船井流差別化の8要素という考え方があります。それが以下の8つです。
<差別化の8要素>
- 立地
- 規模
- ストアロイヤリティ
- 商品力
- 販促力
- 接客力
- 価格力
- 固定客化力
この順番は重要度も表しています。
1~3を戦略的差別化=すぐに変えられない
4~8を戦術的差別化=企業努力で変えられる
と言われています。それぞれ具体的には、下記のようになります。
- 立地:利便性や視認性の高さ
- 規模:売り場面積の広さや展示台数の多さ
- ストアロイヤリティ:商圏内の好認知度や評判の良さ
- 商品力:商品力の高さ
- 販促力:チラシやWEBなどの販促力
- 接客力:接客や営業力の高さ
- 価格力:コストコントロールやコストダウンの質
- 固定客化力:アフター体制やリピートを生む仕組みの充実度
特に外部要因で気にするべき内容が多い時期こそ
1の立地から順番に商圏内の状況を見直し、自社の取り組みを再点検することが重要になります。
少し前までは優位に立てていた項目がいつの間にか変わっていることも少なくありませんので、
ぜひ今一度確認をしていただければと思います。
この差別化の8要素については、Youtubeチャンネルでも詳しく解説していますので、そちらも合わせてご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=eoqkX2wpXDg
最後に
いかがでしたでしょうか。
本メルマガでは、契約率の上がりやすい環境を作るための店長が行うべき配客マネジメントについてお伝えをさせていただきました。
今回の内容が皆様の業績アップの一助となれば幸いです。
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■ 執筆者紹介
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株式会社 船井総合研究所
矢川 魁人(やがわ かいと)
【プロフィール】
神奈川県横浜市生まれ。
静岡県立大学で産学連携で中小企業向けマーケティングに従事。その経験を生かし、株式会社船井総合研究所に新卒で入社。
専門は、リフォーム事業向けのコンサルティング。専門工事業からのリフォーム事業新規参入や活性化支援などに30社以上携わり、戦略立案から実務支援まで多面的にサポートしている。
特に、1日で終わるリフォーム小工事専門店(1dayリフォーム)、水廻りリフォーム専門店(FAST-Reform)の立ち上げ支援を中心に日々コンサルティングを行っている。
最近では、WEBサイトを活用したリフォーム集客のサポートまでコンサルティング領域を広げて、成功事例をプロデュースしている。
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